春休みからゴールデンウイークまで、あっという間に時が経っていました。

ちあきです。

だいぶ更新があいてしまいました・・・。春休みから今まで色々ありましてすごいスピードで過ぎ去ってました。

春休み中に父が倒れて入院

春休み中まだ終わっていない幼稚園のバッグなどをミシンで作っていたときに電話がきました。

出てみると病院から。「お父さんが仕事中に倒れて今入院しています。病状の説明などしたいので来てもらえますか?」と。ビックリして病院の名前や住所をメモする手が震えてました・・・。母も仕事で電話に出れなかったみたいで私に電話が来ました。ちょうど旦那がお休みの日だったので家族全員で病院へ。病院に到着してすぐ母も仕事を抜けて到着しました。

父は脳梗塞でした。左側の脳のけっこうな範囲が損傷を受けたとのこと。倒れてすぐ救急車で運んでもらえたのですが、損傷は大きかった・・・。先生の説明ではこの先1週間で命が助かる確率は50%、助かっても右半身麻痺、重度の言語障害、寝たきり、頑張っても車椅子生活かもしれないということでした。説明を聞いている間に耳鳴りがして周りの声が遠くなり、倒れそうになってしまった私。父はICUで寝ていました。服などが入った袋の中にあった父の携帯電話がたまたま鳴り(耳が遠いので着信音が大きい)、その音に反応して一瞬目を開けたけど、すぐ目を閉じました。前日たまたま親戚の家に集まって楽しく孫と遊んでいたのに。信じられない気持ちとこれからどうなるんだろうという不安でいっぱいでした。

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春休みだったのでそれから1週間ほどそのまま実家にいて、毎日父の所へ行きました。ICUで午後と夜1時間半ずつ面会できたのでその時間に病院へ。ずっと寝ているんですが、息子や娘が声をかけると目を開けて見てくれたりしました。次の日からベッドの上でリハビリも始まりました。左手、左足は動いていたけど、右手はだらーんとしていた・・・。3、4日目くらいから話しかけると右足を上げて反応したり、瞬きで反応してくれるようになりました。ちょうど助かるか助からないかの1週間後が息子の小学校の入学式でした。一時は入学式は旦那と息子で参加して私と娘は実家に残ろうかと考えていたけど、入学式前に命は助かりそうだと先生から説明があり、入学式に私も参加することができました。

最初の先生からの病状説明があまりにも厳しい内容だったので、これからどうしていけばいいんだろう・・・と思っていたんですけど、自宅に戻ってきてから来る母からのメールには驚く出来事がいっぱいでした。「今日自分で少し歩いてから車椅子に乗ったんだって!」「今日リハビリの部屋まで自分で歩いたらしいよ」えっ!歩けるの!?という感じでした。(私だけでなく母もみんなもビックリ)

食事は鼻からチューブでとる状態でした。このままなのか・・・とも思ったりしていましたが、1ヶ月ほど経ってからおかゆのような柔らかいものを食べられるようになり、今は普通のごはんを食べているようです。ただ利き手の右手が使えないので左手で食べたり。

右手はしばらくだらーんとしていましたが、最近は指先で物を掴むリハビリ頑張っています。右手も少し力が入るようになってきたみたいです。

言葉は、やはり重度の失語のようです。こちらが話しかける内容はわかっていることが多そうなんですけど、言葉は出てこない。言語療法のリハビリで最近は話しかけると色々答えてくれるようになってきています。(何を言っているのかはほとんどわかってあげることができないのですが。時々単語でわかる時があるかな・・・という感じです)

親孝行する機会を与えてもらえた

母とも話していたのですが、今までみんなたいした病気もせず元気に暮らしていたので、介護とか、まして亡くなるとかあまり考えていませんでした・・・。今までの普通の生活がどれだけ幸せだったのか、今回改めて気づかされました。私は幸運にも父に親孝行するチャンスがまだあります。父は何が嬉しいんだろう。孫に会うことかな・・・と思って、休みの日には息子と娘を連れて病院に行っています。孫と会うことでリハビリを頑張れるといいなと思っています。

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