NHK「ありのままの最期 末期がんの”看取り医師” 死までの450日」を見た感想。

先日、NHKドキュメンタリーで「ありのままの最期 末期がんの”看取り医師” 死までの450日」を見ました。僧侶であり、医師でもある田中雅博さんが末期のすい臓がんであると告知されてから亡くなるまでの映像。

お葬式のところまで撮影していいよとお話していて、元気にお仕事をされていたところから、だんだん言葉が出なくなり、動けなくなり、そしてお亡くなりになった。亡くなってからのお顔、お葬式、火葬場で骨となった姿まで私たちに見せてくれていました。

昨年自分の父と母が続けて病気になったので、考えるとことがたくさんありました。

延命処置をするのか

延命処置をするのかしないのか。親が健全なうちに聞けたら聞いておいた方がいいと思いました。

実際、私の父は脳梗塞で一時的に施設に入った時、施設スタッフの方から確認されていました。父は脳梗塞の後遺症で言語障害があり話せません。

言われていることはけっこうわかっているみたいで、ご飯が食べられなくなった時に胃ろうにするか、点滴にするのか、自然にまかせるのか、まだ決められないの選択肢があって、父はまだ決められないを指さしたので言われたことはわかったのだと思います。

でも、万が一心臓が止まった時に心臓マッサージや人工呼吸器などの処置をどうしたいのかを聞けてませんでした。これはもっと早くに聞いておけばよかったと思っています。

母は昔から大きな病気をしていたので、常日頃から「私に延命処置はしなくていい」と何回も言われています。なので母の意思はわかっていますが、父の意思はわからない。話せなくなった今に聞くのもなんだか申し訳ないなという気持ちで聞けてないです。

親が健康な状態でもなかなか聞きづらいですよね。でも、父もそうでしたが昨日まで普通に元気だったのにいきなり倒れました。なので、聞けそうだったら早めに聞いておいた方がいいと思います。

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せん妄など想定外のことが起こる、それでも冷静でいられるのか

田中さんの意識障害が起こっているところを見ました。話しかけられても答えられるときとそうでないときがある。

奥様の貞雅さんが「(田中さんが)自分でもどうしてこうなっちゃってるんだろうと思うけどどうしようもできない不安な感じ」と言ってた気がします。それがせん妄の始まりと言ってました。田中さんが身をもって教えてくれました。

初めて見たら私はきっと動揺したと思います、きっと実際に目の前で見るとまた動揺するとは思うんですけど。

実際に最期を迎えようとしている親を見て、親の意思を伝えられるか

田中さんは延命処置は拒否、最後は持続的鎮静剤という点滴を使って眠るように死にたいと言っていました。だけど、貞雅さんは持続的鎮静剤を使い始めても1日に2回点滴を止めてリハビリをさせたりしてました。

自分も親がもうすぐで最期とわかった時「なんとかもう少し生きていてほしいな」とか思いそうで。それでも親の意思をちゃんと伝えられるのか。難しい。

まとめ

お父さん、お母さんが元気な方ももし聞けそうな雰囲気だったら、もし病気になった時、万が一の時はどうするのかという意思を聞いておいたほうがいいです。

私は父の時に本当にそう思いました、今も後遺症はありますが聞こうと思えば聞けそうなので確認しておきたいと思っています。

「こう思っているんじゃないか」と私が思っていても、親は違う考えを持っているかもしれない。自分の人生は自分が決めるものですものね。聞けなくなる前に知っておきたい。

そして自分も何かあった時の為に伝えられるように考えておかなければと思いました。

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